歴史資料館-関西

関西(明石) 基礎研究

関西支所は平成元年に、近畿電気通信監理局の電波監視用施 設(岩岡監視所)の広大な敷地に開設された。

郵政省は昭和62年に、大阪大学の熊谷信昭学長を 座長に電気通信フロンティア技術研究会を設置し、 将来の電気通信の研究課題の検討を始めた。そ の審議結果をベースに、“電気通信フロンティア研 究開発”プロジェクトを昭和63年度からスタートした。電気通信フロンティアの研究分野は、超高速通信 技術、高機能ネットワーク技術、バイオ・知的通信 技術の3分野で、各分野には多くのテーマがある。昭和63年度には、高温超電導体による超高速・高性 能通信、超多元・可塑的ネットワーク技術、脳機能 モデルによる超高能率符号化技術の研究を開始し、 平成元年度から未開拓電磁波技術、ネットワーク・ヒュ ーマンインターフェース、次世代通信のための高次 知的機能の研究を始めた。

関西支所は、支所長以下、知覚機構研究室、知識処理 研究室、超電導研究室、コヒーレンス技術研究室と 管理係の20人でスタートした。

【資料】「関西支所発足にあたって所長あいさつ」他 、CRLニュース、1986.6、No.159 

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