C2センター・図書

世界資料センター(World Data Center,以後WDC)は国際地球観測年(IGY,1957~58年)期間中に 国際学術連合会議(ICSU)のもとに設けられたIGY特別 委員会の勧告に基づいて設立された。その目的はIGY期 間中の共同観測によって得られた地球物理学関連観測デ ータを広く全世界の科学者に利用できるようにするとと もに、天災等による滅失を防ぐために,世界中に複数個 のセンターを設けた。WDC業務はIGY終了後も度重なる国際共同観測を経て,永続的な基盤を確立し,現在に至 っている。電波研究所のC2センターは電離層研究についての研究実績が認められて電離層部門におけるWDC として1958年に設置された。

IGY特別委員会(CSAGI)は、全観測部門のデータを保管するA及びB- WDCを米国及びソ連にそれぞれ設け,各観測部門毎の データを保管するC-WDCをヨーロッパ及びアジアの各 国特に日本及び西ヨーロッパに設けた。

【資料】「C2センターの歩み」、電波研究所ニュース、1982.9、 No.78

日本国内にあるC2センター
電離層世界資料センター