1998.11.4 第1回WPMC国際研究集会

1997年、YRP (Yokosuka Research Park)は、郵政省の研究開発施策により推進され、移動通信分野の世界的な研究開発拠点を目指して、横須賀市、京急電鉄、多くの国内通信関連企業の参画により1987年に横須賀市に開設された。

 その施策のもとに、郵政省通信総合研究所(CRL)横須賀無線通信研究センターが国際的な産学官連携を旗印に1998年2月に開所された。 

同センターでは、国際的な産学官連携の場を提供する具体策の一環として国際的な視野にたった研究集会を発足することとした。 東京大学の今井秀樹教授とオランダのデルフト工科大学のRamjee Prasad教授と大森慎吾横須賀無線通信研究センター長の3者で具体化を図り、CRLが主催者/スポンサーとなり、”International Symposium on Wireless Personal Multimedia Communications(WPMC)”を創設した。第1回WPMCは、1998年11月4-6日の日程でYRPホールにおいて開催された。会議には、国内はもとより欧州からの参加者も多く、270名もの参加者があり、最新の成果発表と活発な議論が行われ、横須賀プリンスホテルで開催されたバンケットも盛況で、期待以上の産学官交流の場となった。

第1回開催以後、WPMCは、CRL(現NICT)発の国際研究集会として毎年世界各地で開催され、情報通信分野の国際研究集会として評価が定着している。
WPMCの詳細はホームページ(https://wpmc-home.com/)をご覧ください。